「現状維持バイアス」誰にでもある心理学。その正体とは
みなさん「現状維持バイアス」という言葉はご存知ですか?
聞いたことがない方がたくさんいると思います。
1つの心理学なのですが、私を含め、ほとんどの方がこの「現状維持バイアス」によって心のブレーキがかかっています。日本人には特に多いような気がします。
ではこの「現状維持バイアス」とはどのようなものか簡単に解説をしていきたいと思います。
※今回は不動産投資の話はあまり出てきません
現状維持バイアス
面倒くさい気持ちの表れ?
街中を歩いていると、携帯電話の広告でA社からB社に切り替えると毎月の携帯電話料金が2000円お得になる!!とか電機会社を切り替えると年間で5000円もお得!!
そのような広告や宣伝をしている人を見かけますよね。
「へぇーそうなんだー」
ぐらいの気持ちしかないですよね。
積極的に切り替えていこうとか思わないですよね。
しかし深く考えてみると、携帯電話を切り替えたら毎月の携帯料金が2000円安くなるのは大きいですよね。年間でみると24000円も安くなるのですから。
しかしここで「現状維持バイアス」が働いてきます。
どのように働くかというと
・手続きが面倒くさい
・別に今のまま大丈夫
・興味ない
このような形で現状維持バイアスが働いて行動に移すことはなくなります。
現状維持バイアスを打破することが日常生活にも役に立つ
手続きなど面倒くさい気持ちは分かりますが、商品によってはこの現状維持バイアスを打破することで生活にゆとりが出る場合があります。
例えばA社の定期保険に加入をしているとします。
毎月の保険料は5000円の更新型で死んだら800万円の死亡保険金が出るとします。
しかしB社は毎月の保険料は3000円で更新型ではありません。そして死亡保険金は
800万円だとします。
そう考えるとB社に保険を切り替えたほうが凄く得ですよね。
私も保険に入っていますが、不動産投資を始めた後に担当の営業から保険の見直しを勧められ、違う保険に切り替えました。
私も「現状維持バイアス」が強く働いていた為、保険を変えるのは面倒だと感じましたが、結果的に保険を変える事が出来て良かったと思っています。
まとめ
「現状維持バイアス」は非常に厄介です。しかし現状維持バイアスを要所で打破すると自分の生活に有利に働くことが多くなるのも事実です。
なにか投資をしようとして「今のままでいいや」とか「もしかしたらこのまま年齢を重ねると老後が不安になる」とか「なんとなる」このような気持ちが強くある方は、現状維持バイアスが強く働いているので要注意かもしれませんね。